私の母はアップルパイが好きで、
でも不思議なことに、 自分がケーキ屋さんでアップルパイを買ったことは多分今まで一度 もなく、 いつも生クリームたっぷりのショートケーキやタルトばかり。 アップルパイは私にとってきちんと三角に切られたきれいなケーキ ではなく、スーパーのパンコーナーでついカゴに入れてしまう気軽なお菓子。母と食べたアップルパイの思い出が、 そんなふうに身近な存在にさせているのかもしれません。
先日久しぶりにパウンドケーキを焼きたくなり、 かごに残っていた紅玉を見ていたら、 りんごのケーキを作ってみたくなりました。子ども達と一緒に、 ざくざく食べられる気取らないりんごのケーキ。 使うのはいつものパウンド型です。
■りんごのケーキ
<材料>
紅玉3個、バター80グラム、グラニュー糖120グラム、卵1個、薄力粉50グラム、スライスアーモンド適量
<レシピ>
①りんご煮を作る。フライパンにグラニュー糖80グラムとバター30グラムを入れて火にかけ、カラメル色になったらりんごを入れて柔らかくなるまで煮ます。
②オーブンシートを入れたパウンド型に、①を並べます。
③ボウルに残りのバターとグラニュー糖を入れて泡だて器で混ぜ、卵を加えて更に混ぜます。
④③に薄力粉を入れてさっくりと混ぜ、②の上にかぶせて、180度のオーブンで30分焼きます。
⑤そのまま冷やし、食べるときはりんごが上になるようひっくり返して・・。
出来上がり!
これに、バニラアイスをたっぷりのせて食べます。
見た目はどーん!としたケーキなのですが、 実はほとんどがりんごなので、 お腹にもたれずあっさり食べられてしまいます。 こういう時に使うりんごはやっぱり紅玉に限ります。 酸味が抜群に効いていて、甘い生地との相性もばっちり。
子ども達と一緒に食べながら、 母に作ってあげたらきっと喜ぶだろうなと思いました。
今度実家に帰るときには、 途中のスーパーでアップルパイを買っていこうかな。 でもこんな風に思うときは不思議なことに、 母も買っていたりするんだけれど。( 母との食べ物のシンクロは過去数知れず(笑))
くだらないあれこれをああだこうだとおしゃべりしながら、
また アップルパイ食べようね。