いちごの季節ももうすぐおしまい。
これ位になるとようやくジャムを作ろうという気になります。ジャムは果物と砂糖とレモンだけで簡単に出来るので、いつもレシピなんか気にせず適当に作ってしまうのですが、気を付けないとどんな果物を使ってもどれも砂糖がキツい同じような味になりがちです。
■コンポートいちごジャム
<材料>
いちご2パック(小粒のもの450~500グラム)、砂糖150グラム、レモン汁1/2個分
<作り方>
①いちごは洗って水気をふき、ヘタを取って鍋に入れます。
②①に砂糖をまぶし、レモン汁を加えて1時間程おきます。
いちごの香りがいっぱいに広がるこの時間もたまりません・・
③②に火を入れ、強火で砂糖が溶けるまで煮ます。(コゲないように、そっと混ぜながら)
④③の砂糖が溶けていちごから水分が出てきたら、火を弱~中火に落とします。
最初の強火で水分が出たらすぐに弱火~中火に。アクはこまめに取ると、仕上がりがきれいです。
⑤アクを取りながら、水分が半量(いちごがひたひたになる位)に減るまで30分位煮ます。この時混ぜずにアクを取るだけにします。
水分が減ったら火を止めて出来上がり。煮沸消毒したビンに入れて冷蔵庫へ。
「え?これじゃあコンポートじゃない?」って位の水分量でOKです。いちごは潰さず、シロップもさらっとしたままでOK。時間が経つとシロップにとろみが出てきます。そのまま食べても美味しいし、パンに塗るときは実を崩せばジャム状になります。
ごろっといちごの果肉がそのままなので、ヨーグルトにも、アイスクリームにも合います。牛乳に混ぜていちごミルクにも出来ます。つまりシロップとコンポートを兼ねる、色々に使えるジャムなのです。ごろっとした果肉は見た目も可愛い。
私はごろっとしたままパンに塗って食べるのが好きです。子ども達はしっかり崩して食べていました。
間もなく旬のアメリカンチェリーのジャムも、同様に作ります。砂糖は控えめ、最初強火でその後はじっくり実を崩さないように煮て、煮足りないかなって位で仕上げる。市販のジャムを想像すると、もっとグツグツ実も原型がなくなるまで煮るものだと思いがちですが、そうすると砂糖の味がキツく際立ってしまい、結局同じような味になってしまいます。私も何度も失敗して、ようやくこの作り方にたどり着きました。
砂糖が少ないので使いはじめたら日持ちは2週間くらいですが、色々に使えるジャムなのであっという間になくなります。手作りジャムはそれくらいが調度いいと思います。おススメです。
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いちごと言えば先日。
娘と野菜の苗を買いに行ったとき、「ねぇ、いちごを育てようよ」と言われました。いちごは簡単に実がなりますが、簡単に虫に食われます。そうなると、虫嫌いの娘は水やりもしません。いちごは大好きだけど、即座に却下。
悩んだ末に、今年はトマトとキュウリを育てることにしました。
去年はトマトが豊作で、かなり楽しめました。
今年もうまくいきますように。たくさん実がなるといいなぁ。