冷蔵庫に、ちっちゃな豆腐がありました。
これは、先日「豆腐をお醤油で食べたいから買ってきて」と冷奴など今までまともに食べたこともない娘がいきなり「食べたい」と訴えてきたので、買ったものです。お皿にのせ、かつおぶしとお醤油をかけて出したものの、1丁の4分の1ほどもないその豆腐を半分も残し、娘は「うーん、いまいち」とにっこり笑って私に寄越したのでした。
・・何故いきなり豆腐だったのか。そんで何故残す?
残った豆腐を平らげながら、満足げな娘の思考に思いを巡らしたのでした。
さて、そんなこんなで残っていた冷蔵庫の豆腐。調度少しだけキムチが残っていたので、のっけごはんにすることにしました。
■豆腐とキムチののっけごはん
<材料>
絹ごし豆腐・万能ねぎ・キムチ それぞれ適量、お醤油少々
<作り方>
豆腐はさいの目に切ってから、2分ほど茹でる。茹であがった豆腐と細かく刻んだキムチをごはんにのせて小ネギをちらし、お醤油をかけていただく。
まぁ、冷ややっこで普通に美味しいんだから間違いない味なのですが、ここに生たまごかゆるゆで卵があったらさらにまろやかになって、スンドゥブ丼が出来上がるなと思いました。これも最後はぐちゃぐちゃに混ぜて食べると美味しいです。ごちそうさま。
キムチを食べていると思い出すことがあります。
義母はキムチが嫌いです。でも、義父はキムチが大好きです。義母のキムチ嫌いを知らずに、夫の実家にいつもある冷蔵庫のキムチを見て、私はすっかり義母もキムチ好きなのだと思い込んでいました。
夏祭りの日、みんなが集まる手土産に美味しいと評判のキムチを2つもぶら下げて持って行き、義母に手渡しました。すると、「ありがとよ、大好きなもの。」と引きつり笑顔を作って受け取った義母。ん?あれ?と気になって義母に聞いて初めて、義母はキムチが嫌いだったとわかったのでした。(「大好きなもの。」は、義母流の冗談です、多分(笑))
なんだよ、早く言ってよ~と思いつつハタと気づいたのは、義父だけでなく夫も義姉妹もキムチ好きだということ。実は義母はにんじんも嫌いなのですが、これも家族は問題なく食べています。
これって、すごいなぁとちょっと思うのです。親が嫌いなものって食卓にあまりのぼらないから、子どもも嫌いになる率高いですよね。義母はキムチもにんじんも、家族が美味しいと思えばちゃんと食卓に出していたということ。だから義母以外の家族は食べられるんですよね。
逆に親の好きなものを子どもが好きになる確率も高いですが、うちはどうだろう。私の豆腐とキムチののっけごはんを見ている娘に、「食べる?」と聞いたら「いらない」と即答されました(笑)今のところ私が大好きなのに子ども達(特に娘)が嫌いなものは結構たくさんあるのですが、果たして好きになるのだろうか。
というかそもそも。
娘は何で豆腐食べたかったのか。
そんで何故残す。(←しつこい(笑))
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