年末恒例の、写真と動画の整理が終わりました。
今回は今年の写真以外にも、過去にビデオや携帯で撮った動画でクラウドに取り込んでいなかったものもまとめて整理したので、かなり時間がかかりました。でも終えたらすっきり。部屋を片付けるのとと同じように、データもあちこちにあるものをあるべき場所に片付けないと、効率も悪いし、落ち着きません。年賀状も印刷し終えたし、これで気持ちよく年越し出来ます。
クラウドに取り込んだ動画を見ていたら、子ども達も自分の小さな頃の様子を見るのが面白いらしく、「見せて見せて」と寄ってきました。娘と息子と一緒に、赤ちゃんの頃から保育園に通っているくらいの動画をいくつも見ました。
笑ったり、泣いたり、小さい頃の子ども達は自分の感情に素直で、本当に可愛い。でも今こうしてあの頃の子ども達を見ると何をやっても何を言っても可愛いけれど、当時の自分はそこまで余裕をもって子ども達を見れていなかったなと思います。
もちろん初めての子育てで自信もなかったし、わからないことばかり。赤ちゃんなんて生まれてすぐは宇宙人で、ちょっとすると小さな怪獣で、仕事もして、常に時間がなかった。でも、「早く寝て」、「早く歩いて」、「早く食べて」と常に「早く早く」と急がせていつも焦ってばかりいた私は、子ども達にどんな影響を与えたかなと今思う。
少し前にこんな本を読みました。
「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと 」 西原 理恵子
Amazonより----------
七転び八転びしながら仕事に全力投球し子どもを必死に育てあげたサイバラかあさんが、今だからこそ言っておきたい、厳しくもハートフルな人生指南。
「王子様を待たないで。お寿司も指輪も自分で買おう」――
目下子育てに奮闘しているママにも、反抗期まっさかりの子どもにも、大きくなった元・女の子の娘さんにも、胸にすとんと落ちるメッセージは、血の通った経験則にもとづく幸せの極意。これからの時代を自立的に生きるための気づきが満載です!--------------------
西原さんの本は好きで何冊か読んでいます。常に女性の味方で、弱者の味方で、読むたびに「働こう、頑張ろう」とシャキッとする。この本は題名からは「女の子に向けた本」のようですが、大人でも、どんな女性にも共感出来る内容だし、勇気をもらえます。
この本の中で、泣けて仕方無かった部分がありました。
16歳で巣立ちを迎えた子ども達を前にした、西原さんの言葉です。
早いなぁ。
気が付いた時には、一瞬でいなくなっちゃう。
今でも思い出す。ちっちゃかったふたりが「かーしゃん、抱っこしてー」「抱っこしてー」ってくっついてきたあの時、もっとぎゅーっと、何度でも、抱っこしてあげたらよかった。
家なんて、もっと汚くてもよかった。洗濯物も、ためちゃえばよかった。家事なんて、全部をあとまわしにしたらよかった。もったいないことしちゃった。
だって、あんな時間はもう二度とない。
子育て、大変だった。でも楽しかった。
16年なんて、本当あっという間。
気がつけば、子どもたちは、新しい夢に夢中で、もう、うしろ姿しか見えなくなってる。
調度昔の動画を見ていた時だったので、余計に染みました。泣けて、やばかった。
仕事も家のことも全てを完璧にとか、周囲の目とか、そんなのどうでもよかった。
仕事に遅刻したって、人より昇進が遅れたって、そんなのどうでもよかった。
早く早くじゃなくて、もっともっと歩みを緩めて、もっと目線を合わせて、子ども達と一緒に歩くべきだった。
そんなふうに後悔するくらい、動画の中の子ども達が可愛いかった。西原さんの言葉は、私の気持ちそのまんまでした。
年に一回、こうして一年と過去を振り返ることは、気持ちをリセット出来て良いと思います。撮りっぱなしになっている写真や動画、いつか見ると思っていても多分見ません。きちんと整理すればいつでも見られて、いつでも心の糧にすることが出来ます。家族で一年を振り返ったり、時には昔の動画を見るのも、温かな時間でとても楽しいです。
自分たちの小さな頃の動画を見てニコニコしながら、子ども達は何を思っているんだろう。思春期にさしかかりこれからまた難しい年頃になってくる子ども達に、これからも私なりに、しっかり寄り添っていこうとあらためて思いました。
そんな、わが家の年末です。
----------
覗いてくださり、ありがとうございます。
訪問いただいたしるしに、お弁当ぽちりとしていただけると大変嬉しいです。
また遊びにきてくださいね!
---------------------------------------
Instagramもやってます。よかったら覗いてみてください。