おいしい台所

ほどほど家事で、おいしい暮らしを。きょうも台所にいます。

5月の庭と、母の退院

今年もたくさん咲いたわが家のクリスマスローズ、少し前から色が緑色に変わりました。毎年こどもの日近くにこんな色に変わるので、ここ数年は兜の隣にこの緑色のクリスマスローズを飾るのが恒例になっています。緑の花はキリッとして見え、初夏に飾る兜にもとても似合うと思うので、ちょっと気に入っています。



連休の初めに家族で実家に帰ってきました。
母は連休前に無事手術を終え、リハビリを経て退院することが出来ました。1月に入院してから一度一時退院したものの、結局3ヵ月以上もの入院生活で手術も3回。母はもちろん、兄にとっても私にとっても大変な日々でした。仕事をしながら週末に病院に通ったり、平日先生に呼ばれて急に駆けつけたり、手術に付き添い、退院した母の手助けをしながら実家で仕事をしたり、お金もかかったし時間も取られたし、もちろんまだ終わったわけではないのですが、この春までの数ヵ月は本当に今考えてもどうやって乗り越えたのか自分でも覚えていないくらいです。


ただただ、目の前に次々と現れる難題をこなすしかなかった。大変だとか嫌だとか、そんなことを考える余裕すらなく、母の介助も無我夢中でした。


一時退院中に母の入浴を手伝った時、母が申し訳なさそうに「お風呂、入れ替えていいからね。お母さんが入ってお湯が汚れたかもしれないから」と言うのを聞いて、そんなことないよ、大丈夫。そう言って母の背中を拭きながら、介助をするほうとされるほうの双方の辛さと切なさが、少しだけわかったような気がしました。介護の大変さはきっとこんなものではないと思います。でも、「いつか」来ると思っていた介護はいつかではなく「いつでも」来るのだということ、そんな覚悟が母にも私達にも出来た気がします。そして、そんな時こそ重く考えずに、明るく、軽々しく、冗談まじりに、時にふざけながら乗り越えたほうがいいということ。あくまで自論ですが、そんなこともわかりました。


長かった入院で母の体力はかなり落ちてしまい、元のように戻るまでには大分時間がかかりそうです。それでも以前に比べると格段に良くなっているし、子ども達と一緒に笑ったり、食事したりする姿を見ていると何より気力が戻ってきているのがよくわかります。母を助けてくれた病院の先生はもちろん、私の家族や職場、そして見えないところでもたくさんの人がフォローしてくれていたことに、本当に感謝しかありません。どうもありがとう。


実家の母の庭は花盛りで、母も嬉しそうに庭を眺めていました。



わが家の庭も、花盛り。
少し庭の手入れをして、家の中も片付けて。まだまだ、やることいっぱいです。



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