台所の引出しを整理していたら、去年買った金時豆が出てきました。豆は300グラム。家では夫も子ども達も煮豆をほとんど食べないのでどうしようかなと思ったのですが、冷凍出来るし、毎日のお弁当のおかずにもなるので、300グラム全部を煮ることにしました。
■金時豆の煮方
<材料>金時豆300グラム、砂糖200~250グラム、しょう油大さじ1と2分の1
<作り方>
①金時豆は洗って鍋に入れ、一晩水に浸けて水気をきる。
②鍋に熱湯を沸かし、①を加えて強火でゆでる。アクが出てきたら弱火にし、アクをとりながら1時間から1時間半くらいゆでる。途中水が少なくなったら差し水をする。
③豆が指でつぶれるくらいの固さになったら砂糖を加え、更に1時間から1時間半、弱火で煮る。
④水分が少なくなったらしょうゆを回しかけ、弱火で20分煮る。
できあがり。
私は煮豆が大好きで、過去何度か煮たこともあるのですが、煮豆はうまくいく時といかない時があります。レシピどおりに作っても、レシピを無視して作っても、ふっくらおいしく煮上がる時もあれば、固くなってしまう時がある。これって何なんだろうと不思議なのですが、なんとなく思うのは、豆のことは豆に任せて、放っておくほうがいいんじゃないかということ。
うちの母はストーブの上の鍋で豆を煮ます。あまり手を入れず、水が減れば適当に足して、そろそろいいかしらという具合に味見をすると、美味しく煮上がっている。途中で混ぜたりしないし、余計な火加減もない。そういえば私も成功したときは、空いているコンロでついでに煮た時だった気がします。
よし、豆を煮るぞと気合を入れてしまうと、豆は緊張してきゅっと皮をすぼめ、身を(実を)固くしてしまうのじゃないかしら。それよりも適当に水を足し足しのんびり気ままに煮るほうが、豆もふっくらしてくれるような気がするのです。
何故かというと、今回煮た金時豆。午後の空いた時間で煮始め、時に混ぜては味見をし、コンロのわきに座って見守っていたのに、ところどころ固くて母が作るようなふっくら煮豆にならなかったから。
どこかで「まだかな、まだかな」という気持ちが豆に伝わってしまったのじゃないかな。5粒食べたら1粒固い。そんな豆を口に運びながらそう思ったのでした。
まー、要はまだまだ未熟な私ということか(笑)
その日に食べるぶんをお皿に取り分けたら、残りはタッパー3つになりました。
しばらく煮豆が食べられると思うと嬉しい。
めずらしくつまみ食いした息子が、「おいしい」と言ってくれました。
それだけで、また煮ようと思えるのだから、簡単なものです(笑)
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