結婚するまで、コーヒーを飲む習慣はあっても、
家でお茶を飲む習慣がありませんでした。
朝はパンだし、食後にも
コーヒーが飲みたい。
だから茶筒にこだわりもなかったし、
そもそも一人暮らしだった当時家に
お茶葉すらあったのかどうか。(なかったかも)
そんな私がお茶好きになったのは
夫の実家に泊まってからのことです。
夫の両親はお酒が好きで、夜は
お酒とおつまみ中心なのでご飯を炊きません。
でもその代わり朝にはご飯とみそ汁が
絶対で、朝ごはん前のちゃぶ台には
必ずお茶が置かれていました
そのお茶が、本当に美味しかった。
茶葉はそう高くもない「抹茶入り玄米茶」。
どんな茶筒に入れているのかなと見れば、
これまたよくある千代紙の貼られた茶筒です。
でも、使い込まれ方がすごかった。
もちろん周囲は汚れているのですが、
毎朝毎朝開けたり閉めたりしているから
外蓋も中蓋も開け閉めはじつに スムーズだし、
中はぴかぴかでした。
長く使うということは、こうやってモノを
愛してあげて、歳をとる部分はあっても、
そのモノの良いところを大事に
守って育ててあげることなのだ。
そうすればそのモノは、実力以上の力を、
発揮してくれるものなんだ。
義母からはその後も色々な場面で
気づかされたことです。
そしてその日以来、うちでは朝のお茶が
習慣になりました。
今うちでは、開化堂の銅の茶筒を
使っています。お茶についてはまったく
素人の私が、こんな高価なものを
持つのは気が引けたのですが、
義母のモノに対する姿勢を見て、
「新たに台所道具を買うなら、一生
使おうと自分が思えるもの。自分が大事に
出来るもの」
という一つの基準が出来ました。
開化堂さんは、明治8年の創業以来
一貫して手作りの茶筒を作り続けています。
気密性がよく蓋の開け閉めがスムーズで、
「自分が使って、撫でて、育てる」ことで
色と艶に変化を楽しめることでも有名です。
こちらのお店、茶筒について詳しいです!
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冒頭の写真は私が約10年使い続けた
銅製の茶筒です。今も買ったときと変わらない
素晴らしい気密性で、お茶を美味しく
してくれています。
本当はもっともっと撫でてあげて、
昼にも夜にもお茶を煎れられれば
もっと艶のある茶筒に育っているのかも
しれません。
でもこれは私の暮らしをそのまま
あらわした茶筒なんだろう。
昼も夜も忙しくてお茶を煎れられ
なかったけれど、朝には欠かさず
お茶を煎れてきた日々。
その結果がこの色の変わった茶筒
なんだと思うと、
それはそれで
愛おしさが増すんですよね。
今朝のお茶も、
ちゃんと美味しかったです。
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