昨日のこと。
会社からの帰り道、信号待ちで停まった
私の自転車の前に、後ろに子供を乗せた、
ひとりのお母さんの自転車が停まっていました。
自転車のカゴにはバッグと子供のリュック。
後ろの子供の姿は椅子に隠れて足先しか
見えなかったのですが、おそらく1~2歳
くらいだったと思います。
その時すでに18時をまわっていたので、
「ああ、保育園に子供をお迎えに行った帰りかな」
と思いながら見ていました。
すると、そのお母さんが、ぶら下げた
買い物袋の中からカサカサと何か取り出した
と思ったら、おもむろに袋を開けて
むしゃむしゃ食べ始めたのです。
惣菜パンか菓子パンか。
信号待ちのわずかな時間に
とりあえずお腹に詰めとこう、という感じで
パンをほおばるお母さん。
信号が青になっちゃう前に、大急ぎで。
もう、
「頑張れー!」って
声を大にして言ってあげたかった。
子供が小さいうちは、保育園を出てから
子供を寝かせるまでの数時間、
お母さんにとっては戦争みたいな状態です。
子供は保育園でたくさん遊んでくるから
疲れてるし、お腹空いてるし、眠いし、
抱っこもしてほしいし、それを帰宅後に
全力でぶつけてきます。
お母さんは、どうにかあやしながら
ご飯を作り、食べさせて、お風呂に入れて
寝かせなくちゃいけない。
洗濯物も取り込まなくちゃ、布団敷いて、
明日の保育園の準備も・・。
子供が寝てすべての家事を終え、
時計を見ればもう0時なんてことも。
実は私も、子供が保育園の頃は、
買い置きした菓子パンをほおばりながら
夕飯作っていました。
もう、そうしないと自分がもたないんですよ。
疲れと空腹で、動けなくなっちゃう。
昨日のお母さんも、きっとそうだったんだろう。
信号待ちのわずかな時間が、栄養補給の
チャンス。ここから戦いが待っている。
今のうちに食べて、よし頑張らなくっちゃと。
だから皆さん。
帰り道のそんなお母さん見ても、
許してあげてくださいね。
自転車の後ろの子供にお菓子あげたりも、
ちょっと許してね。
「あらあら、お母さんこんなところではしたない」とか
「こんな時間に子どもにお菓子食べさせて」とか
そんな厳しいこと言わないでくださいね。
お母さん達はそんなこと承知で、
でも子供たちの為に、頑張っているんです。
フレー!フレー!お母さん!
私の前にいたお母さんは、
信号が青になると急いでパンをしまい、
子どもに話しかけながら自転車をこいでいきました。
頑張ってくださいね。
今日は、
ゆっくり寝れるといいですね。
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