昨晩のこと。学童から帰ってきた息子が「なんか頭痛い」とソファに座り込んだと思ったら、みるみるうちにぐったりとして具合が悪くなり、熱を測れば37.5度。お風呂どうする?やめておく?なんて言っている間に更に熱は上がって38度を超え、お風呂どころか夕飯もほとんど食べずに横になってしまいました。
今日の病院の検査で、案の定のインフルエンザA型。学校を休み、薬を飲んで寝ているもののなかなか熱は下がらず、今もまだ辛そうです。
そんなこんなで、恵方巻も豆まきの豆も全く準備していなかった私。まぁこんな時だから、今年は何もやらなくていいか・・と思っていたのですが、娘にしっかりと言われました。「ちゃんと恵方巻買ってきて。恵方ロール(お菓子です・・)も。豆もまだ売ってるかもしれないから、買ってきてね。」・・昨晩から母に確認すること数回。「今年の恵方は、南南東だよ」と恵方まで調べて教えてくれて、お陰で私は恵方巻を買ってくることを忘れず、夕飯にはみんなで恵方を向いて太巻きをもくもくと食べ、スーパーで半額になっていた豆でちっちゃく「鬼は外、福はうち、ついでにインフルエンザ外っ」なんて言いながら、豆まきを終えることが出来ました。
少し前に読んだ雑誌の記事で、とても印象に残った言葉がありました。
「豆まきやお正月、クリスマスや菖蒲湯のような季節の行事は、日常にあるのが当たり前だと思っていた。けれど家族が出来て、『自分(親)がやらなければそれってないんだ』と気付いた」と。
当たり前のようだけど、ちょっと目から鱗でした。私にとってそんな行事が当たり前なのは、私の両親が当たり前にやってくれたから。だから私が子ども達に当たり前に出来るのであって、でもやらなければ子ども達は知らないまま育つのだな、と。そしてもしかしたら、そんな行事が全くない家もあるのかもしれない。豆まきの鬼も、サンタさんも、自分の家には来ないという子ども達も、多分いる。
「もー、かーちゃん忘れないでよ、恵方巻!」
だからそんな朝の娘の言葉は、ちょっと嬉しかったです。
そして。
「かーちゃん、うつしちゃったらごめんね。」
恵方巻も恵方ロールも食べられないのに、そばに居る母にそんな優しい言葉をかけてくれる息子。
明日は少し元気になるかな。
そしたら、恵方ロール食べようね。
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