休日の朝、まだ動いていない台所です。
朝初めて台所に入るときには「よしやるぞ」という気持ちになりたいので、可能な限り、ゴミも鍋も食材も前の晩に片付けて、何もない状態にするようにしています。朝、まっさらな状態の台所に入り、新しいタオルをかけ、ふきんを出し、窓を開けるのは何ともいえず気持ち良い。お湯を沸かしまな板を出しお皿を出し、朝の準備を始めます。
私の理想とする台所はコックピットのような台所。どこに何があるかがすぐにわかり、手に取りやすくしまいやすく、作業がしやすい台所です。全てをしまう、という考え方もありますが、私は自分が作業しやすいのであればある程度のキッチンツールや調味料や電気製品などは出したままで良いと考えています。
例えばガスレンジ周りならば小さなフライパンは朝に晩に出番が多いので、換気扇下にS字フックで吊り下げていますし、しゃもじ・おたま・木べら・菜箸類はその下に出して、炒め物や味噌汁を作るのにサッと取れるようにしています。
菜箸は料理の都度洗うよりどんどん使って流しに入れたほうが効率が良いので、長いものと短い竹箸を合わせて7~8組出しています。隣にある小さなカトラリーは食べる時以外にも味見やジャムスプーンとして、調味料のかき混ぜや取り分け用としてもとても良く使うので、木のものとそうでないものを分けてこれも出したままです。
その他週末によく使うお菓子作りの道具や栓抜き・すりこぎなど時々使うような道具と普段使いのカトラリーは引き出しに。調味料は砂糖と塩だけを出しあとはガスレンジ下の引き出しにしまっています。
後ろを振り向くとあるのが無印良品のラック。これはもう15年近く使っていますが本当に丈夫で頼もしい。下の段からゴミ箱、炊飯器やコンベクションオーブンなどの電気製品があり、無印良品のポリプロピレンのケースにはラップやホイル、お弁当を包む布やゴミ袋などをしまっています。ゴミ袋はなんとなく下のほうにしまいがちだったのですが目線の高さにしまったらこれが楽で楽で!ゴミ箱の袋、生ごみ用の袋、流し用のネットなど毎日取り換えるものだから、取りやすいところに置くのが正解でした。
同じく無印良品のステンレスのカゴに入っているのはお茶とコーヒーの道具類。朝起きたときにはお茶を飲みます。コーヒーは大好きなのですが、会社で結構飲むので朝は控えています。そうそう、炊飯器の横の瓶はシリアルで、夏場の食欲のない朝には大活躍。ヨーグルトや牛乳に果物を加えたりしてよく食べます。
ちらりと見えているラック一番上のカゴとトタンの入れ物には、ざるやプラスチックの保存容器など、軽いものを入れています。
そしてこれは作り付けの棚。
お皿と料理の本、水筒などのお弁当用品と土鍋や瓶類、週1回程使うホームベーカリーもここにしまっています。扉と棚の間に壁があり、ここに台所の床を掃きとるほうきとちりとりをかけています。そしてこの棚の扉の内側にあるのはコスメ用品のエコバック。はがせるフックにかけ、中にはスーパーの空き袋と生ごみ用の新聞で折った箱をしまっています。両開きの扉の反対側には、ゴミの収集日やゴミ当番表を、これまた剥がせるゴムで貼りつけています。
剥がせるゴムとは、これ。
ちぎって練って貼り付けます。子どもの給食の献立表もこれで貼り付けています。磁石も画鋲もNGの固い壁にはとても便利です。
私の中でどうしても譲れないのが作業台。ここだけは常に何もない状態にしておきたい。だから、シンク横も、反対側の作業台もいつも何もない状態にしています。
そうすることで、買ってきたものを置く・調理をする・調理途中のものを置く・洗ったものを乾かす・・等々、いつでも台所仕事にストレスがありません。そしてテーブルもそうですが、何もない状態はとっても気持ちいい!
台所コックピット化のためには、使ったら戻す場所を決めることが第一歩。そしてその場所はそれを使う作業に適した場所でなくてはいけない。今はまだモノが多くて場所を取っているし、食材がよく余るのも、多分しまい方に問題があるんだろうと思います。だからまだまだ私の台所は発展途上なのです。
この台所だから美味しく作れる、この台所だから早く作れる、何より楽しく作れると自信を持って言えるような台所づくり、これからも楽しみながら続けていこうと思います。
ああ、それにしても。
台所って楽しいなぁ。
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