本が好きです。
小さい頃から好きで、今も変わっていません。
漫画も小説も実用書もビジネス書もよく読みます。借りるよりも買う派で、欲しいと思った本はすぐに買ってしまいます。だから、家には読んでいない本がたくさんたまっています。ひとつ読み終えるとたまっている本の中から、その時の気分に合った本を選んで読み始めます。
小説ばかりが続くこともあるし、仕事で行き詰まればビジネス書で元気をもらったり、体を立て直そうと思ったら食や健康の本が続いたり、頭の中や家の中が雑然としてきたら整理収納の本を読んだりします。次の本を選ぶ時間が大好きで、時に１時間位本棚の前であれでもないこれでもないと、色々な本をめくりながら考えたりします。本屋さんでは、あっちへ行ったりこっちへ行ったり、本に囲まれているだけで幸せで、とにかく私の生活の中で、本はなくてはならない存在です。
本から得たものは本当にたくさんあるし、単純に読む行為は楽しいなと思うので、子ども達にも本好きになってほしくて小さい頃から身近に本を置いています。無理に読めとは言いませんが、自分がいいなと思う絵本などは小さい頃からよく読み聞かせてきました。今日はそんな子ども達の本棚から、お気に入りの絵本をいくつかご紹介したいと思います。
「はじめてのおつかい」作：筒井頼子 絵：林明子
AmazonさんＨＰより----------1977年発行のロングセラー。5歳のみいちゃんが、はじめて、ひとりでおつかいに出かける様子が描かれる。赤ちゃんの牛乳を買ってきてほしい、とママに頼まれたみいちゃん。100円玉2つをにぎりしめ、坂の上にあるお店まで、さあ出発。でも転んでお金を落としたり、必死に呼んでもお店の人が出てきてくれなかったり、とまどうことがいっぱいで…。----------
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偕成社さんＨＰより----------家へ帰る途中、幼いケイコは見知らぬ森にまよいこみ、動物たちと大好きなかくれんぼをします。抜群に楽しいかくし絵の絵本。----------
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どちらも林明子さんが絵を描いた本です。「はじめてのおつかい」は、小さい頃に読んだ記憶があります。絵本はそのほとんどが子どもの目線から書かれていますが、林さんが描く絵というのは「ああこんなふうに不安だったよな、わからないことでいっぱいだったよな」と本当に子どもから見た大人の世界がうまく描かれているなと思います。
大人が乗る自転車がものすごく早かったり
お店の中も、お店のおばちゃんも、大きくてどうしていいかわからなかったり
一人、不思議な世界に閉じ込められてしまったこととか
こんなかくし絵も（動物たち、見つかりますか？）、小さい頃はかくし絵ではなく、本当に不思議な生き物があちこちに見えていたような気がします。
こんなふうに子どもの心に寄り添ってくれる文と絵が、本当に好きです。
「本を買うなんてもったいない。借りればいいじゃない」とよく言われます。自分の本も、子どもの本もそう言われます。でも私は1000円～2000円で感動出来たり、レシピをいくつも知ることが出来たり、偉い人の考えに触れたり、知らなかった世界を知ることが出来るなんてものすごく安いと思うし、こんな素敵な本を繰り返し繰り返し読むことで、子どもも大人も何か心に感じることが出来るのならば、買って自分のものにして、ずっと本棚に置いておくのもいいんじゃないかなと思うのです。
特に絵本は、大人になってから読み返すことで「こんなメッセージのある本だったのか」と気付くこともたくさんあります。全ては無理でも、本当に良い本は子ども達が大きくなるまで本棚に置いておきたいなと思っています。
これからどんどん日が短くなって、夜が長くなりますね。
おうちで温かいものを飲みながら、コタツでみかんを食べながら、大好きな季節に大好きな読書を、子ども達と楽しみたいなと思います。
秋ですね。
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