がしっと噛み応えのあるパンが、時々食べたくなります。ふわふわの食パンをそのまま、もしくは焼いてサクッと食べるのも大好きですが、フランスパンやベーグルのように何度も噛むことでじわっと旨みが口の中に広がるパンが、時々無性に食べたくなるのです。
そんなパンが食べたくなるのは、決まって食べたいスープやシチューがある時。例えば美味しいオニオンスープ。例えばこってり濃いビーフシチュー。するするとお腹に入っていくそんなスープやシチューには、やっぱりがしがしと噛むパンのほうが合うような気がするからです。
そんなわけで、夫が「今日はビーフシチューが食べたいな」と言ったとき頭に浮かんだのは、以前もご紹介した「毎日食べたい!食物繊維たっぷりのからだにいいパン」のしっかりしたパン。
それも、この本の中でも食物繊維の量がずば抜けて多い、「いり大豆入りきな粉パン」が食べたい。ということで、お腹に良さそうな大豆たっぷりのパンに、チャレンジしてみましたよ!
材料はいり大豆、強力粉、きな粉と黒糖、塩とイースト。あとはお水のみです。
すべての材料を水でこね、一次発酵させてガスを抜いてベンチタイム。
生地をのばしていり大豆をちらしてくるくるまるめて。
この状態で二次発酵。
160度のオーブンで40~50分焼いたら出来上がり。
スライスするとこんな感じ。
ぎっっっしり!
もうこれね、本当に「噛む」パンです(笑)
パンそのものもそうですが、大豆がぎっしり入っているので、噛めばかむほど大豆のうまみが広がります。そしてこんな小さいパンですが、2切れも食べればお腹いっぱいになります。ただ、子ども達にはやっぱり柔らかいパンが好みだったようで、息子はだいぶ残しました。この噛み応えと大豆の美味しさは、子どもにはまだまだわからないのかなぁ。
ビーフシチューの写真を撮り忘れたので、残ったシチューを翌朝スープジャーに入れ、大豆パンを焼いてお弁当にしたものをパチリ。
お腹いっぱいになりました。
大豆といえば、少し前に息子(小3)が国語の授業で「すがたを変える大豆」というのをやっていました。大豆はこうすれば納豆に、こうすれば豆腐に、こうすればきな粉になります・・という大豆のお話。娘も息子もこのお話が大好きです。
先日、町会のお餅つきでもらったお餅にきな粉をまぶして食べたとき、息子が「今僕、大豆食べてるんだよねぇ」とにこにこ笑って言いました。
「そうだよ。こないだ残したパンのお豆も、大豆なんだよ。すがたを変えないそのまんまの大豆。おんなじなのに、残しちゃったねぇ。」
そう言ったら、微妙な顔してたっけ(笑)
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