ニオイバンマツリです。
私の家のご近所では、このニオイバンマツリの花をお庭に植えているところが多く、今の時期道を通ると何とも言えぬ甘い香りがあちこちでしてきます。バラのような、キンモクセイのようなこの香り、最初はどこから香ってくるのかわからなかったのですが、お隣のおばあちゃんの家に植えられている木を見てこの木から香っているのだと知りました。花は白と紫ですが、これ紫から白に変化して2色になるのだそうです。こんなにきれいな紫から真っ白に変わる。不思議ですよね。
今日は在宅勤務で家に居たのですが、お昼前におばあちゃんがやってきて、このニオイバンマツリの枝をいくつか分けてくれました。見た目の華やかさはもちろん、部屋の中がふわっと香ってとても気持ちがいい。気持ちも明るくなります。植物のもつ力ってすごいです。
さて、在宅勤務のお昼ご飯ですが、最近はめっきり外食することがなくなりました(笑)
外食しても結局野菜の多い定食とか、玄米だの黒米だのを食べるのだから、家でゆっくり落ち着いて食べるのも同じだなと思い始めて、いつもどおりお弁当を作ったり、常備菜をお皿に盛って食べたりしています。
今日のお昼ご飯。
黒米おにぎりちっちゃめを3つ。かぼちゃの煮物、ほうれん草のナムル、鮭ほぐし、梅干し、番茶。
そういえばお隣のおばあちゃんはよく、「家で一人でご飯を食べるときはね、梅干しに鰹節かけて、お醤油たらして、それだけよ。あとはお味噌汁と漬物だけあればじゅうぶんなの」と笑って言います。最近、ちょっとだけそれがわかるようになってきました。体の声をよーくよーく聞くと、「そんなものが食べたいのだよ」と、小さな声が聞こえてくる気がするのです。
きっと歳を重ねるごとに、その感覚が研ぎ澄まされて、「体が欲しがるもの=食べたいもの」になっていくのだと思います。若い頃は食べることが楽しくて、欲求を満たすことに夢中で、気付かないのだと思う。私もまだ聞こえてくる声が小さくて、「いや、やっぱスパゲティでしょ」とその声をスルーし、欲求のままに食べることもしばしばです(笑)
お昼ご飯を食べながら顔を上げたら、視線の先にニオイバンマツリが。
なんて贅沢。
そしてこれを贅沢と思える、なんて簡単な私(笑)
午後のお仕事も、頑張れました。
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