めずらしく牛乳が飲みたくなって、昨晩、夜中のおやつにグラノーラを食べました。
いつもはフルグラを食べるのですが、先日穀類をあわせてシンプルに作られたというこのグラノーラを見つけ、買っておいたもの。
ちょっと固めで、少しの量でも食べごたえがあります。
昨晩は本を読みながら食べました。
「日々の野菜帖」高橋良枝
Amazonより------------------------------
野菜をおいしくいただきたい雑誌『日々』の編集長である著者が余命1年のなかで綴ったレシピたち。日々、一食一食を大切にし、愛にあふれた料理。手をかけて料理する喜びがたっぷり詰まった「日々の野菜帖」。----------------------------------------
「日々」という雑誌を、時々買っています。道具や料理や手しごとなどをテーマにした小さな雑誌で、丁寧に暮らし、丁寧に食べることをセンスの良い写真と文章で綴られている、とても好きな雑誌です。この雑誌の編集長が、亡くなった高橋良枝さんだということを、この本を手にして初めて知りました。
病気と知り、療養に入ったとき高橋さんは７４歳。季節の野菜を丁寧に料理し、食べ、その様子をインスタグラムを使って伝えていた一年間の記録は、自分が病気であるとわかっているとはとても思えない、楽しさと、明るさと、可愛らしさで満ちています。どのレシピも簡単で、まさに「日々の」野菜帖。どの野菜もとても美しく、高橋さんが野菜たちを大切に扱っていることがよくわかります。
担当編集の方のあとがきから。
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ひとつだけ言うと
「豊かに生きる」ということの手本を、見せてくれていたような気がします。四季を感じて味わう、一食一食を大切にし、素材のため、人のために手をかけて料理する・・・そこまで駆け足で生きてきた高橋さんが、とことん自分の為に丁寧に暮らしたこの一年は、愛にあふれたとても優しい時間でした。
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７４歳。この歳になった時、私もこんなふうに季節と暮らしを楽しめる人でありたい。いつかひとりになる時が来ても、こんなふうに自分を大切にし、食べることを大切にし、周りに明るさを伝えられる人でありたいなと思いました。
野菜も果物も、美しいんですね。
その季節、その季節の恵みを私たちは「いただいている」。
そんな当たり前のことが、しみじみと伝わってくる本です。
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