少し前から冷蔵庫に常備するようになった乳酸キャベツも、秋から再開したぬか漬けも、ヨーグルトメーカーで作るヨーグルトや甘酒も、初夏に作るらっきょうも梅干しもそうなのですが、わが家には常時何らかの手作り発酵食品があります。
どれもこれも「健康にはやっぱ腸が大事でしょ」と家族のお腹を思う母心ゆえなのですが、今のところ私が楽しむばかりであんまり家族には伝わってません(笑)というか、匂いや塩分や酸っぱさがどうも合わないらしく、食卓に出してもなかなか箸が進まない。食事のたびに「ぬか漬けも食べなさい」「キャベツは残さないでね」等うるさく言って、なんとか食べさせているような感じです。
まあ、普段の生活で醤油も味噌も使うし、納豆だって食べるし、そういう意味では不足しているわけではなく、だからそれ以上に無理に食べさせなくてもいいのですが・・なんとか「美味しいね」と言わせたい。そして家族みんなのお腹を万全の状態にしたい(笑)ということで、最近はこんな本を参考に、色々試してみています。
からだにおいしい発酵生活 栗生隆子
Amazonより----------難しいと思われがちなものも、手順を簡略化し、誰でも気軽にチャレンジ&続けられるレシピが満載。発酵の基礎知識から、健康効果のほか、玄米で作る「豆乳ヨーグルト」、梅と塩で作る「梅漬け」、大豆と麹で作る「自家製みそ」なども紹介します。季節に合わせて仕込む発酵食品の年間カレンダーつき!----------
ひと口に発酵といっても本当に色々あるということ。そして煮沸などの消毒は必要ですが、菌に対してあんまり神経質にならなくても、菌まかせでのんびり構えていても、意外と美味しいものが出来るのだということがよくわかります。
でですね。
この中でお手軽に試せて、とても気に入ったものがあるので、ちょっとご紹介しますね。
■いちご酵母
小さな瓶にいちご5~6粒を切って詰め、少量の砂糖かはちみつを入れて果肉を少し潰しておいておくだけ。
時々瓶を振って常温で置いておくと、気泡が出てきます。これを更に置いておくと、果汁がどんどん出てきて、数日で発酵します。
完成したら冷蔵庫へ。数日で食べきります。
発酵した瓶を開けると、色は抜けて薄くなっていますが、すごいいちごのいい香り!そして味見するとしゅわっとした酸味!おぉーっ発酵しているととてもわかりやすいのです。私は出来上がった酵母をヨーグルトにかけて食べるのですが、このしゅわしゅわ、全然消えないんですよ。
でね、すごく面白かったのがその味です。
「お、発酵した」と思ってぺろりと舐めたときは、発酵独特の匂い(腐敗に似た匂い)がちょっと鼻についたのですが、これが翌日になるとなくなり、なんともまろやかな酸味に変わっていたのです。すごーい。生きてるんだなぁと実感しました。食べた翌日はお腹の調子も良いし、ぬか漬けよりも効果がある気がします。もちろん酵母は生きているから早めに食べきらなくちゃいけませんが、これくらいの量ならば一人で食べても2日くらいで食べきってしまいます。面白くなって何度か作りましたが何度食べても美味しいのです。
難しく考えずに少量から、こんなふうに色々な果物や野菜で試してみるといいと思います。道具もいらない、材料も最少、ただ食べものの持つ菌に働いてもらう。変わってゆく見た目や味を観察するのも面白いです。
次は何を試そうかなぁと、本をめくりながら考えています。まぁ、これもまた私だけのお楽しみになりそうですけどね(笑)
それでもまぁ、いいかな。そのうち興味を持ってくれる日も来るでしょう。
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