栗をいただきました。
千葉に畑を持つご近所の旦那様が、そこにある栗の木になった実をとってきてくれました。奥様曰く「少しだから、茹でて食べるのが一番いいと思う。」とのこと。過去、渋皮煮を作ろうとして失敗したことのある指先ぶきっちょの私は言われるまでもなく茹でていただくことにしました。
栗は、水から茹でます。塩を入れて水から茹でて、小粒ならば沸騰してから20分位。これを半分に切って、ギザギザスプーンですくっていただきます。負け惜しみではないですが、栗はこうやって食べるのが一番美味しいと思う。栗の香りも、甘さも、そのままをいただくことが出来る食べ方だと思います。
私の母は、私が小さい頃から季節の野菜や果物を夕飯やおやつに出してくれました。思い出すのは小学校の秋の運動会。お弁当には茹で栗がつきものでした。家族と一緒のお昼ごはんでは、お弁当を食べた後に茹でた栗をスプーンですくって食べ、青みがかったみかんを剥いて食べ、次の競技に駆け出していったものです。
うちの子ども達も果物類は好きですが、皮や種が出るものは面倒くさがってあまり食べません。そういうものより、フタをぺりっと剥がして食べるゼリーのようなものばかり好んで食べます。これは親の責任だよな、と残る果物を見て反省した春の運動会。そしてこういうものを美味しいと思えるように私を育ててくれた母には、やっぱり感謝なのです。
美味しいものは、皮を剥いたり種を出したりして手間をかけて食べるものなのだよ。これから子ども達にも教えていこうと思います。
栗といえば先日実家に帰ったときに、近くの農家のお宅の大きな栗の木から、たくさんの栗が落ちていました。イガからこぼれたいくつかの栗は、そのままゴミになってしまうそう。実家ではリスを飼っているので、リスにあげようと子ども達とこぼれ栗を拾いにいきました。
拾おうとしては「痛てて!痛て!」とイガにやられる子ども達。「美味しいものは、そう簡単に食べられないようにトゲやいぼいぼがあったりするんだよ。」と言いながら私も「痛てて!」(笑)
秋の夕暮れ時、思いがけず栗拾いを楽しんだのでした。
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