掘ったばかりのにんにくをいただきました。
丸くてぷりっとして新鮮なにんにく。炒め物にも、スープにも、 醤油やオイルに漬けても美味しいにんにくは夫の大好物で、 うちで一番にんにくを消費しているのは夫です。自分が食べたいときに作るパスタや炒飯には必ずにんにくが入って いるし、にんにく醤油がきれそうになっても、 にんにくオリーブオイルがなくなりそうになってもいつの間にか補 充してくれるのは夫。にんにく醤油に至っては、 私が料理している横で「にんにく醤油使った?」「 これにんにく醤油のがいいんじゃない?」とにんにく醤油チェックしてくるのがうるさい(笑)
うちではにんにく醤油を作り始めてからもう5~6年が経ちます。 にんにく醤油の作り方は簡単で、 空き瓶等に皮を剥いたにんにくを入れ、 醤油をそそぐだけなのですが、これが(夫に言われなくとも) 本当に使える醤油なのです。
肉じゃがなんかの煮物に入れれば味にコクが出るし、 豚キムチを作るときの醤油に使うのも最高。 中華がゆにちょこっとたらしても良し、そうそう、 シーチキンをにんにく醤油にひたして、 ねぎとたまごとレタスとごはんと一緒に炒めたら子どもも大喜びの 炒飯になります。そして私がおすすめする使い方は、揚げ物。
■にんにく醤油のから揚げ
<材料>とりもも肉(むねでも良い)適量、にんにく醤油適量( 肉がひたる位)、片栗粉適量
<作り方>
①とり肉を一口サイズに切り、ボウルに入れて10分程おきます。
②片栗粉をまぶして揚げます。
お酒も入れなければごま油も、生姜も入れない。 ただにんにく醤油と片栗粉だけのから揚げなのですが、 これが美味しいんです。お肉にも、 衣にもしっかりにんにく醤油の味が染みて、 ご飯がすすみます。
実は私、まったく同じ作り方で天ぷらも作ります。 天ぷらの時はお肉はささみ、粉は天ぷら粉を使うのですが、 これもとっても美味しい。 夏場のそうめんの時には野菜天と一緒にお皿に並べますが、 あっという間になくなります。
から揚げも天ぷらも、多めに揚げて翌日のお弁当にもします。お昼が楽しみになります。にんにく醤油そのものも、揚げ物も簡単なので、是非試してみてくださいね。
そうそう。にんにくといえば思い出しました。
一人暮らしをしていた20代の頃、ひどい喉の風邪をひいて、会社の上司に勧められた にんにくのホイル焼きを食べました。「ホクホクして美味しいし、風邪なんていっぺんで治っちゃうぞ。」上司の言いっぷりが本当に美味しそうだったので、その日のうちににんにくを買い、ホイルで巻いてトースターで焼きました。これにちょこっとお塩をふって食べたらこれが美味しくて。ぺろっと1個食べてしまいました。
そしたら大変でした。
自分のあまりのにんにく臭さに、眠れない(笑)
そりゃそうです。後で調べたらにんにくって1日に食べて良いのは2~3片。食べ過ぎると胃腸を壊したりめまいをおこしたりして逆に体調を悪くするらしい。つまりものすごく強いのです。含まれる成分量がハンパない。だからにおいもハンパない(笑)
強烈なにんにく臭は全然おさまらず、でもそれは自分の口から出てくるものだからどうしようもなく、ただひたすら布団の中で「臭いよー。臭いよー。えーん」と泣くしかなかったのでした・・。当時彼氏もいなかった。6畳部屋に布団を敷いて、自分のにんにく臭さに泣く20代。もう2度とにんにくは食べまいと、あの時心に誓ったっけ。まぁ、1か月ともたなかったけど。
サエなくて切なくて、笑える思い出です。