イチジクは、夏の終わりから秋の初めくらいが旬の果物で、今時期スーパーでよく見かけます。生のイチジクを「美味しい」と感じるようになったのは最近のこと。嬉しくってああやって食べよう、こうやって食べようと台所で色々試していたら、実は子ども達はイチジクが嫌いだったよ、なんだよ、どうしよう・・・という話を、ハレタルさんに掲載いただきました。よかったら読んでくださいね。
子どもの頃、お習字を習っていたお家の庭に、大きなイチジクの木がありました。実がもう鈴なりになるので取り切れず、教室の入り口には落ちたイチジクの実がたくさん散らばっていて、潰れたイチジクの匂いが鼻について嫌だった記憶があります。
好奇心からお友達と実を拾ったりもしましたが、実の先の白いミルクのような液体がべとつき、私の中では奇妙な果物、という記憶がありました。だから母がイチジクを美味しそうに食べているのを子供心にいつも不思議に眺めていました。それが大人になったら好きになるのだから、人の嗜好というのは面白いなと思います。
今や家にはイチジクの鉢植えがあって、毎年実がなるのを楽しみにしている私がいます。イチジクは葉の形が可愛いので、実がならなくても観葉としても楽しめます。買ってから２年、毎年１～２個の実をつけますが、最初の年は全く甘くない実がなり、翌年は虫か鳥にやられて２つあった実が跡形もなく無くなっていて、ちっとも「我が家のイチジク」を楽しめていません。（笑）それでも懲りずに育てています。
そして今年のイチジクで一番美味しかった食べ方は、やっぱりクリームチーズ＆はちみつでした。写真ではよくわからないかもしれませんが、イチジクの上にはたらりとはちみつをかけています。イチジクの青臭さと、クリームチーズのしょっぱさと、甘いはちみつが絶妙。ウマい。
朝からこんなの食べたら、ワイン飲みたくなっちゃうんだけど（笑） ぐっと我慢してコーヒーと一緒に。
もうすぐ旬も終わっちゃうと思うので、せっせと食べよう。
そして母は美を磨きます（笑）
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