台所。流しの後ろを振り向けば。
大きな琺瑯容器がふたつ。中には本漬けのはじまった梅達が、真っ赤な紫蘇梅酢のプールにたぷたぷと浸かってじっとしています。
どちらの容器にも2キロの梅。そう、計4キロ。あれ?今年は2キロしか漬けない予定じゃなかった?
そうなんです。最初の梅から梅酢があがってきた調度その頃、お隣のおばあちゃんが大きな袋に入った5キロほどもある梅を持ってきてくれたのでした!
梅はまだ青梅に近い状態だったので、梅酒を漬けるという友達に2キロほどあげました。そして残った梅は迷った末に、やっぱり梅干しにすることにしました。数日家の中で追熟させてから塩漬けすると、最初の梅よりもずっと早く梅酢が出てきて、本漬けは最初の梅から遅れること数日。7月に入る前に、2種類の梅の本漬けを開始することが出来ました。
お隣からもらった梅は、おじいちゃんの千葉の畑に植えられている梅の木からやってきたもの。もちろん農薬など使っていないので、虫食いも時々あるし、傷がついたものも結構あります。去年は勿体なくてそれらの梅も一緒に漬けたら、傷のついた梅がつぶれて梅酢が濁り、大失敗しました。なので今年はこれを除けて漬け、除けた梅は実のきれいな部分を使って梅肉エキスにすることにしました。
参考にしたのはこちらの本。
山田奈美さんの本は、漬物でもお世話になりました。
こちらの本には、昔ながらの方法で、自然のものを使って暮らしを楽しむ方法がたくさん掲載されています。梅肉エキスもそのひとつです。
梅の実をすり潰し、果肉をガーゼでしぼって。
鍋でとろっとするまで煮詰めたら出来上がり。
山田奈美さんは万能薬として使っているとのことですが、本来青梅で作るものが半分くらいは熟しているし、作り方も結構適当にしてしまったので効き目には自信なし(笑)ちょっと気分をシャキッとさせたい時にぺろっと舐める程度で試してみようかなと思います。
まずは、出来立てを少々。
す・・・すっぱーい!!!!
これは確実にシャキとします(笑)
うまく活用出来たら、これも毎年の恒例にしようかな。
そして、更に残った梅で梅シロップを作ることにしました。
氷砂糖もあったのですが、今回はきび糖を使って。こっくりとした色の、優しい梅シロップが出来そうです。
あとは、梅雨明けを待つばかり。
4キロの梅ちゃん達、お日様の下に出るまで、もうしばらく浸かっていてね。
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